現地サッカーママブログ Vol.9 「カタルーニャのリーグとチーム」

カタルーニャにはカタラン州サッカー協会があり、そこがチームを統括しています。

では、どれだけの数のチームが実在するのか? 実際に数えたことがなかったのですが、数えても仕方がないぐらいたくさんの数だということはわかっています。

日本のプロ選手やプロになりたい学生選手が、「スペイン挑戦する、(挑戦したい)」 と言われることについて、「スペインなら何でもいいの?」と日本にいる蚊帳の外の立場からすると漠然ととらわれがちで実際にプレーして頑張っている選手、がんばろうとしている選手にとって、耳が痛い質問がかわされる事があります。

「どこでプレーしてるの?(プレーするの?)」 「○○です。」 相手の表情は「? ? ?...」「ふーうん。知らない・・・。」 「・・・。」バツが悪い感じで、会話が終わります。

正直な方はバルサじゃなければ興味がない、意味がない、という、受け答えをする人もいます。

「ナンカ、無名のチームのためにわざわざスペインまで行って、そこまでしてどうするの?どんだけ(お金)かければ気が済むの?」そんな心配にも似た、気の毒がられる、もしくは呆れられる会話はしょっちゅうです。

人の目なんて気にしちゃダメ、と強がっても、理解してもらって、応援してもらうのにこしたことはありません。

バルサを取り巻くカタルーニャサッカーのリーグをざっくり調べてみました。 バルサと戦うには、どの位置にいないと戦えないのか、初めてちゃんと数えてみました。

これから留学&サッカー挑戦を視野に入れて考えているご家族の方などに、全体像が見えれば、お子様がやろうとしていることに、より明確な目標を設定することもできるし、逆に反対されている方にほんの少しでも理解して応援してもらう方にベクトルが進めばいいな、と思います。

リーガエスパニョーラ最高峰の1部リーグプリメーラ 20チーム (スペイン全土)

バルサもレアルもここです。バルセロナ州からはバルサとエスパニョールの2チームがいます。

毎年下位3チームが下の青グループ、セグンダ(2部のこと)に降格します。 日本人プレーヤーは、セビージャに清武選手、エイバルに乾選手が現在所属しています。

過去には、エスパニョールに中村俊輔選手、西澤明訓選手が、前園選手はセビージャからオファーが来たものの当時の所属チームの交渉破談で入団が叶わなかったそうです。(かわいそう・・・。)

リーガエスパニョーラの2部リーグ、セグンダ。22チーム (スペイン全土)

上のカテゴリーから3チーム落ちてくる分、上位2チームとプレーオフ獲得圏内で残り1席を戦っての計3チームが上のカテゴリーに昇格します。

ただ勝てば良いだけではなく、財政面でも条件をクリアしないと成績は良くても上がれずに、他のチームが繰り上げ昇格する事も起こります。乾選手のチーム、エイバルは昨年繰り上げ昇格したチームです。

現在の日本人選手は、ナスティックに鈴木大輔選手(元レイソル)が所属。CBでフル出場しています。 個人的には私のイチオシ選手です。昨年はプレーオフで、後少しの所で昇格を逃してしまいました。本当に惜しかったです。

過去は当時1部だったマジョルカに大久保嘉人選手、家長昭博選手、1部に昇格したてだったコルドバにハーフナー・マイク選手、バジャドリードに城彰二選手がプレーしていました。指宿洋史選手はジローナ→サラゴサB→サバデル→セビージャアトレチコ→バレンシアメスタージャでプレーしたそうです。

セグンダB(実質3部)20チーム×4グループ、全80チーム(スペイン全土)

このカテゴリーだけで80チームもあります。 1部リーグにトップチームを持っているBチーム所属はまだトップチームに上げてもらえるチャンスがありますが、そうではないチームは、かなり這い上がるのが大変そうです。気が遠くなりますね。(こんなにあるとは知らなかった・・・。お恥ずかしい。)

グループ1 セルタB、オサスナB、など含む20チーム グループ2 アスレティックビルバオB、レアルマドリー下部組織カスティージャ、レアルソシエダBなど含む20チーム グループ4 コルドバB、グラナダB含む20チーム グループ3 バルサB、エスパニョールB,バレンシアB、ビジャレアルB、レバンテBなど含むカタルーニャ出身チームが属する、20チーム以下参照

カタルーニャのチームが所属するグループ3。バルサBなど、20チームがひしめいています。

この20チームを見て、あれ?DAMM(ダム)というチームがなくない?と気づかれた方はかなりの通です。

DAMMはカタルーニャの屈指の強豪チームでジュニアからユースまでいつも上位の位置にいます。が、育成機関に徹していてトップチームが存在しないのです。 DAMMからエスパニョール、バルサ、その他にも頻繁にスカウトされていきます。

この時点で、足し算するとスペイン全土で3部までで合計122チーム。 カタルーニャだけで数えても62チーム。 アンチバルサとして直接対決できるのはこのカテゴリーまでです。 将来アンチバルサで対戦しその試合で目立って上位のチームに移籍してやる!!という志の方は、ここを目指して下さい。

バルサBに限らず、他の1部リーグの2軍チームとの直接対決もこのカテゴリーに集結しているので、なんとかこのリーグで戦ってスカウトの目に留まりたいという目標設定にしたいもの。

と、簡単に言ってますが、実際に誰でも入団テストを受けさせてくれるのかという問題には無知です! 無責任でごめんなさい。サッカー留学専門会社に直接相談してください。

サッカー業界の方の言葉をそのままとると、この3部上位がJリーグのレベルだ、とか、下位がJ2だとか言われています。辛口の方は、J2はもっと下のカテゴリーに相当するという人もいるみたい。私は専門家じゃないので、そういわれてもピンとはきませんが、それぐらい、カタルーニャのサッカーはレベルが高いそうで、言うのは簡単、やるのは困難極まりないという現実があるようです。(ジュニア、ジュニアユース世代はまだまだこの危機感が伝わって来ないのが正直な所で、私も今回調べるまでそれほど危機感ありませんでした)

まだまだ、続きます。

テルセーラ (実質4部)20チーム×18グループ 計360チーム(スペイン全土)

内、カタルーニャのチームはグループ5に所属 (20チーム)以下参照

一気にスペイン全土だとここまでで482チームになってしまいました。 カタルーニャがスペイン全土ではレベルが高いのでカタルーニャだけで考えても、82チームです。

ここからはバルサ2軍をはじめとするその他の1部リーグ2軍と直接試合でからまなくなりますが、上位に入れば、上のカテゴリー昇格チャンスに挑戦できるはず。(なんせここだけで360チームあるので、昇格ルールはどうなってるのでしょうか。また調べときます。) マラソンでいうと、まだ、ほんの小さくバルサの背中が見えてます。(見えそうで見えないかも)

この辺になりますと、バルセロナ市内の街クラブの名前がチラホラあがって来ます。

この後に、カタルーニャのみのリーグが続きます。 悲しいですがカタルーニャリーグではバルサの背中は全く見えません。なんとか、背中が見える位置まで行けるといいですね。

プリメーラ・カタラーナ(カタルーニャ1部=実質5部)18チーム×2グループ=32チーム セグンダ・カタラーナ(カタルーニャ2部=実質6部)18チーム×6グループ=108チーム テルセラ・カタラーナ(カタルーニャ3部=実質7部)18~20チーム×17グループ≒300チーム クアルタ・カタラーナ(カタルーニャ4部=実質8部)18~20チーム×30グループ≒500チーム

カタルーニャだけでバルサから下までざっと1000チームはありましたね。

今回は18歳以上のユースを終えた後のカテゴリーで調べてみました。 どこの境界線からプロなのか、セミプロなのか、アマチュアなのか、お給料は?というのが勉強不足で明確に言えませんが、日本の高校生を終え、挑戦するとしたら、この中のどこかです。

極端に言うと、バルサと絡む目標設定だとすれば、カタルーニャリーグから入ったとして、移籍を繰り返し、上昇していく選手を目指さなければなりません。場合によっては一段飛ばしで移籍できるようにしなければならないことになります。

でも、サッカーに自信がある人にはやりがいのある環境だと思います。 挑戦する選手を励ましたかったはずが、果てしなく遠い道のりだということを、再認識せざるを得ない、厳しく険しい話となってしまいました。 そして、誰よりも調べた私が深くため息をつくはめになってしまいました。

サッカー選手になること、ってホントに大変なことなんですね。 メッシがいる場所はどうやら宇宙の果てぐらい遠いんですね。 そして、メッシだけではなく、メッシと戦っている選手たち、私は名前が言えない選手の方が多いですが、リスペクトのことばにつきます。 体と体のぶつかり合いのスポーツで、防具なし、体重制限なし。ファウルもファインプレー。 ホントに過酷な世界・・・。

こういったわけで、日本代表級の選手がヨーロッパの2部でも自分のキャリアアップにつなげたいと移籍するんでしょうね。サッカーに詳しくないと、なんで無名のチームに?って冒頭で書いた質問が返ってくる訳ですが、この機会にヨーロッパで、2部でも、3部でも試合に出続けるって大変なんだ、スゴイことなんだってことが伝わると調べたかいがあります。

また機会がありましたら、そこに行くまでのジュニアからユースへの道のりをカテゴリー別で調べたいと思います。 「もういいよ!」 そんな声が聞こえてくる気もしますが・・・。

#japanese

​新着記事