高原正旭選手インタビュー
高原正旭君(Masaaki Takahara) 19歳 ポジション:Forward 高校卒業後2013年5月より1か月間のバルセロナ短期留学に参加し、カタルーニャリーグ2部のクラブ(サンクガット、カンビダレット、サンジョアンデスピ)に挑戦。入団には至らなかったものの、サンクガットの監督から練習生としての再挑戦を提案され、同年8月から長期留学を開始。11月に入団が決定し、現在はチームのレギュラーとして活躍中。
【サッカーについて】
-スペイン留学を決めた理由は?
元々海外でサッカーをしたいと思ってました。スペインリーグはFCバルセロナをはじめボールを大事にし、しっかりとした戦術を持っているチームが多いので、自分もその中でサッカーがしたいと考えスペインに来ることを決めました。
-日本のサッカーとの違いは?
まず、今まで自分が日本でやってきたサッカーでは技術的な練習が多かったのですが、スペインでは毎日の練習から人の動きやポジショニングなどの、戦術的な練習が多くて驚きました。また、サッカーに対する取り組み方、気持ちも違うと思いました。普段は冗談を言ってふざけてるチームメイトも、練習や試合になるとまるで別人のように変わるんです。はじめはそのギャップに戸惑いましたが今は少しずつ慣れてきました。


-スペインに来てから変わったことは?
最初トレーニングでもミスを恐れて安全で消極的なプレーばかりしていました。打てるところでパスして監督に怒られたりもしました。でもスペインではポジションごとに求められる役割がはっきりしていてそれぞれの選手がその役割を果たすために必死にプレーしているんです。そして自分はフォワードの選手なのでゴールという結果を強く求められます。そんな環境でトレーニングをする中で、少しずつ自然と自分らしいプレー、ゴールに対する意識が強くなってきたと思います。
-ASLJからはどのようなサポートを受けましたか?
入団に関する手続きだけでなく、気持ち的にも助けてもらっています。練習も観に来てくれますし、プレーで行き詰った時はアドバイスも。おかげで吹っ切れてプレーができたこともありました。自主練をしたいと言った時は、一緒に汗だくになって公園を探してくれたこともありました(笑)。バルセロナ生活の長いスタッフの方たちが近くにいてくれて心強いです。
-今後の目標は?
まずは今いるチームでしっかりと結果を残して、スペインでプロサッカー選手になりたいです!
【スペインでの生活について】
-スペインに来てみて印象は?
スペインは時間がゆっくり流れてて落ち着いて生活できるので好きですね。人も大らかというか、いい意味でいい加減というか(笑)。住んでいてすごく楽だし、この国がさらに好きになりました。それに、スペイン人にとってはサッカーがないと生きていけないもののような生活の一部になっているところも自分には合っているのかなと思います。
-語学学校ではどのようなことを学んでいますか?
今はグループレッスンで授業を受けています。フランス、アメリカ、ロシア、韓国、ベトナムなど多国籍なクラスで、1日3時間、日常会話や文法まで勉強しています。
-スペイン語の力はどう変わりましたか?
始めは相手が何を言っているかわからず、笑ってごまかしてしまうばかりでした。学校に通いながら徐々にスペイン語が分かるようになって、日常会話は話せるようになりました。今ではサッカーのトレーニングでも監督やチームメイトの言葉を理解して、深いコミュニケーションが取れるようになりました。
